- 2015-3-11
- 軍国酒場@天文館 【鹿児島旅行2015年3月 その10】 はコメントを受け付けていません
軍国酒場@天文館【鹿児島旅行2015年3月 その10】
前回の記事↓↓↓
おはようございます、清水邦浩です。
鹿児島旅行の最終回を書こうと思います。
鹿児島旅行記最後の締めは、今回の旅で一番衝撃的だったスポットをご紹介したいと思います。
宿の近くの繁華街を徘徊していた時に、極めて怪しい(怪しすぎる)異様な空気をかもし出しているお店を偶然発見しました。
「軍国酒場」
もう異様というしかない雰囲気。
っていうか怖い!
軍歌がガンガン流れてるし。
30分くらい悩みましたが、勇気を振り絞って突撃してみました。
↓ほぼほぼ廃墟という感じのビル
階段を上がっていきます。
薄暗く気味が悪い階段。
軍歌がガンガンかかってます
((;゚Д゚)ガクガクブルブル
身の危険すら感じる退廃した雰囲気。
階段を一段上るたびに、「もう無理」と引き返したくなりました。
おそるおそる最上階まで階段を上がっていきます。
↑4階にようやくお店の入り口が出現。
意を決して店内に突撃してみると…
「いらっしゃい」
なんとこんなにプリティーなお母さんが迎えてくれました!
安堵しました。( -.-) =зフウー
とはいえ、異様な雰囲気の店内↓
「とりあえず魚雷にしますか?それとも爆弾?」
「えっ?」
魚雷とは瓶ビール、爆弾とは焼酎とのことでした。
とりあえず魚雷(瓶ビール)を注文。
そしたら…
「手榴弾はお一人さま2つまでね」
「えっ?」
何かと思えば、ゆで卵のことでした。
↓ストーブの上の鍋からセルフでとる方式のようです。
しばらくするとお母さんが急に鐘を鳴らし出し、
「配給〜配給〜!」
と叫んでいます(||゚Д゚)
「えっ?」
配給とはアルマイトの皿に入ったカンパンとコンペイトウのことでした↓
↑ちなみに落花生は鉄砲玉。
ここまで完全に笑うタイミングを逸している私に、お母さんが気を使って下さったのか生軍歌のスペシャルサービスが!
「同期の桜」など全10曲ほどをお母さんが熱唱してくださいました。
この間、黙々と魚雷を飲みながら歌を聴いている私↑
なんなんだ、この空間は。
魚雷を一本空けたころ、私もようやく落ち着いてきました。
普通に世間話したら、とっても優しいお母さんで癒されます。
お店のことや戦争のことをいろいろと教えていただきました。
とってもキュートで感じのいいお母さん。
話に花が咲きました。
もともと、軍国マニアの旦那さんがこのお店をはじめたそうなのですが、今は体調を崩されていてお母さんが1人で切り盛りしているそうです。
お店とご夫婦がとある写真集の題材になったこともあるそう。
↓お母さんと旦那さん
外見は衝撃的でしたが、一度中に入ってしまえば実は本当にあったかい、いいお店でした。
ここに来るためにまた鹿児島に来たいくらいです。
お母さん、お店がんばってくださいね。
————————————
鹿児島旅行記 もくじ
特急「指宿のたまて箱」 【鹿児島旅行2015年3月 その5】
砂風呂と知林ヶ島(ちりんがしま)@指宿市 【鹿児島旅行2015年3月 その6】
絶景!長崎鼻から眺める開聞岳 【鹿児島旅行2015年3月 その8】
JR日本最南端の駅「西大山駅」 【鹿児島旅行2015年3月 その9】
————————————